イタリアのラツィオと国際親善試合

東京五輪の閉幕から約10カ月。
大会開催の経費が、総額1兆4238億円に上ったと公表されました。

W杯や五輪のホストに立候補する国が減っています。
今に、資金力のある国々を回るツアーのようになっていくでしょう。

スポーツ界は「技術や戦術」のレベルアップを目指す。
一方で、アスリートたちの積み重ねてきた大舞台が消えていくリアルな問題は間近だったりします。

新国立競技場の年間維持管理費は、約13億円の赤字。
更に、土地の賃借料も11億円ほど掛かる。

競泳会場「東京アクアティクスセンター」も、毎年6億4000万円の赤字になる見込み。

「東京辰巳国際水泳場」は、アイスリンクに改修される方針。
アイスリンクへの改修費用には、約44億円がかかると…

他にも、5つの施設で毎年、大きな赤字となっていく試算が出ています。

今回の仕事場となった「福井県営体育館」は、コロナを忘れさせる人集り。

女子フットサル国際親善試合
日本AMCインターナショナルカップ2022 ” 福井丸岡RUCK v SS.LAZIO “
共同イベント女性活躍推進フォーラム

大人から子供まで、女性たちが頑張っていた現場でした。

長年「LUZeSOMBRA」を使用している「福井丸岡RUCK」。
当日は、ルースの物販ブースも登場。

男子の現場だけに携わっていたら女子に関してのアンテナは立っていないでしょう。
男子と同じように頑張っている人たちがいることを知れるのは、とても大切な時代だと思っています。

仕事を通じて学ぶことが多いので、今回も良い機会でした。
男子と異なる点は沢山ありますが、一人ひとりにドラマがありますからね。

イタリアのセリエA「SS.LAZIO」。
90年代の前半に「WOWOW」で放送された「セリエA」を見て、海外サッカーに魅了された一人です。ww

最近の「イタリア(サッカー)」は、W杯2大会連続で予選敗退。
欧州のレベルが上がって来ている!?イタリアの育成が停滞!?

こんなことも日本人に言われたくない。
これが「世界から見た日本」だと思います。ww

今回のブログは、家族ネタではなく仕事を振り返りますね。

日本の最高峰女子リーグで戦う「福井丸岡RUCK」。
日本代表にも選手を派遣するチームにまでなって来ました。

キッズサッカーでボールを蹴りはじめた子供たちが育って行くクラブ。

長い期間一定の選手を見て、TOP舞台へ導く。
ここから社会人への仲間入りをして行くのは、とても貴重だと思います。

今大会のレギュレーションは、2戦の合計スコアで勝敗を争います。

1戦目は、このまま快勝しそうな「RUCK」の先制点で幕開け!
しかし、タイムアウトを機に、個々の能力で「2−1」と、ラツィオが逆転勝利!!

予定より来日する人数が減ってしまったラツィオでしたが、ベンチ1人回しで勝ち切った。

両チーム対象的な戦い方だったので、ラックにとっても良い勉強になったに違いない。
サッカーもフットサルもビーチサッカーも「ゴールを奪い合う」競技ですからね。

4人のFPが、それぞれの役割でゴールを狙って来ました。

・セリエAのベスト5で、新加入したブラジル人の「#10 タイナー・サントス」。
・キャプテンとしてピッチ上でアグレッシブに働く「#20 グリエコ」。
・1戦目と2戦目でプレーを変えてきたポルトガル人の「#17 ピンニェロ」。
・これぞイタリア人!役割はPIVOそのものだった「#9 マルケーゼ」。

3年前にも対戦した両チームは、ラツィオが先手で第2戦へ。

ちなみに、ボクは「選手入場」と「試合実況」を担当。

2日目は、ケーブルテレビのカメラも入り、その中でも実況が使われるとか!?
どうなっているのか知らないので、怖いですが…(笑)

さあ、第2戦目は「LAZIO」が先制し、トータルスコア「1ー3」と開く。

ラツィオのドリブル、ロングパスといった攻撃。
対照的に「RUCK」は、パスを繋ぎ、動いて、フリーを作り、シュートへ。

だが、第1戦と同じく絶対的なチャンスが少ないゲーム展開が続きました。

そんな状況下で「RUCK」の選手たちに少し変化が出てきます。

2日間で2000人以上の方が会場に足を運んでくれている客席からの視線を感じたのか!?ww
ラツィオのように思い切ったプレーが増えて、一気に「3ー1」とリード!!

実況している身としても熱量が溢れ出すゲーム展開へ。
結果的にラツィオのコーチ陣からもイジられ始めて行くという(笑)

これでトータルスコア「4−3」と逆転!!

第1戦も第2戦も「負けている時」と「勝っている時」のラツィオは、雰囲気が全く違う。

これが、日本と世界との差に繋がる部分なのかもな〜。
勝負である以上、何がなんでも勝つ!

例えば、勝っているからと言ってシュートチャンスを逃す。
パスミスして笑っているような空気感は存在しません。

前回「ブログ」のフィンランド話にも繋がります。
ジェンダーという言葉も不必要なくらい、当たり前の世の中が構築されている。

海外でプレーする選手たちの大きな学びは、現地のレベルというより「勝負心」でしょう。

ということで、トータルスコア「4ー3」と逆転に成功した「福井丸岡RUCK」。

果たしてゲームの結末は!?
興味ある方は、ラックの「YouTube」にLIVE配信が残ってますので、そちらを見てみてください。

また、今大会は「女性活躍推進フォーラム」との共同開催でした。
様々な状況下で暮らす女性たちが登場。

シングルマザーの会、テレワーク女子の会など。
「カッコいい女性たちが住んでいる町」って感じがしました。

どこに住んでもカッコよく見える人たち!のように見えました。

昨年からカラダの衰えが見えていて、一緒にビーチを歩いたり、公園を散歩していた義父。
現在は、検査で入院しています。

今、見ている「Netflix」の韓国作品「私たちのブルース」。
長編ドラマなので少しずつ見ているんですが「生きる」というテーマで響きます。

定年まで仕事中心で過ごし、子育てにも無関心で、家のことは妻に任せっぱなし。
やがて子供たちは成人となり、結婚をして、たまに立ち寄るぐらいの実家。

未来に起きることを想定して「今を生きる」。
未来の事など考える余裕もなく「今を生きる」。

頭の中を空っぽにして毎日過ごしていたら、長生きという言葉には程遠くなっていく。
好奇心や向上心など、小さなことでもワクワクするような毎日が、きっと心も体も豊かに育てて行く。

でも、好奇心や向上心って、分かっていても手に入るものではないのかもしれません。