FM DREAM -未来授業-

小学校6年生を対象に「夢(職業)」をテーマにした「未来授業」してきました。

どうやら浜松市では、積極的に講師を招いて各学校で試みているそうです。
今回は、南区「可美小学校」へ。

但し、コロナ感染対策でリモートにて行いました。

新校舎にいる6年生のクラスは、プロジェクターが完備。
ネット環境やセッティングなど手間も掛かりますが、今だからこそ活用できるまさに未来授業。

右でコスプレしているのは、洋食屋「みさくぼ」2代目店主。ww
同級生でサッカー仲間で、普段は木曜日のサッカースクールを一緒に教えています。

中学生へのカウントダウンが始まっている小学6年生。
過去に中学校でも「夢」について話したことがありましたが、ずっと「聞く」って大変。

すごく大事な話と分かっていても「集中力」も「好奇心」も奪われていく。
話している側は、気持ちよく伝えているつもりが聞く側の心境は様々。

ということを想定して、ラジオ番組ぽく「FM DREAM」と題して構成してみました。

まずは、それぞれのプロフィールに動画を交えて紹介。

洋食屋「みさくぼ」は、検索したら一発でわかる老舗で人気店。
子供たちよりも先生方が、一度は足を運んだことがあるお店でした。

一方のボクは、今回はこれを使ってみました⬇️

廊下に響き渡る笑い声。ww
作家さんに依頼したような原稿に書いてあるような名言不要っていうことで、開演です。

プロフィール紹介が終わったところで…
事前に6年生から「夢」を「PN」で記入して貰っていたので、それを元にラジオ風にスタート。

子供たちだけじゃなく、先生たちにとっても楽しく学べる時間にしたい!
そんな願いを込めて、難しいリモートながら終始笑声が聞こえる時間となりました。

設定で、ゲストに「洋食屋みさくぼ」店主。
ラジオ風にリモートで、テーマである「夢」に関するトークが続く。

⬇️可美小学校6年生「夢」ランキング

❶YouTuber
❷学校の先生
❷イラストレーター
❷バスケットボール選手

約130人の夢メッセージを書いて貰い「67職種」ありました。

どれも具体的な理由が多く「夢を見つけるのが目標」という子は、一人でした。
その子も元々は夢があったらしいんですが、新たな夢探しへ…

「心理学者」と書いた子は、インターネット普及により誹謗中傷で不安な日々を過ごす人が増える。
そんな理由から「心理学者」と記入してくれました。

スポーツ関連では「バスケットボール選手」が1番だったのは地域性があるようです。
2番目は「野球選手」、3番目に「サッカー選手」。

他にも「スポーツコーチ」や「コンディショニングトレーナー」「アスレティクトレーナー」と記入する子も。
「農家さん」や「大工さん」がゼロなど、興味深い結果でした。

最後は、各クラスに挨拶へ⬇️

今回は、浜松市南区にある「可美小学校」でしたが、地域によって夢が変わる!?

「カーデザイナー」という夢を描く子がいて、
それは「SUZUKI」本社が近くにあるから!?とか、想像は膨らむばかり。

また「通訳」といった海外に興味を持っている子供たちも複数にいて驚きました。

「毎日アルゼンチンやメキシコやドイツ、フィンランド在住者と連絡とってます」という話を。
世界で働く皆さんに伝えたら、今度はボクたちも参加したいと言ってました。(笑)

想像の世界ではなく、実際に経験している人から得る確かな情報。
「憧れる」ということだけではなく「現実」も知って、より社会生活を想像させていく。

「美容師」と「パティシエ」など、複数の夢を描いている子もいました。
「夢は一つにしなさい!」聞こえてきそうですが、これからは違うと思います。

美容院とケーキ屋さんが一緒になっていたら相乗効果ありそうだなって思いましたし。
髪を切りに来て、誕生日のケーキを予約したり、お土産にケーキ買って行ったり。

何歳になっても子供たちの考えから学ぶことは多い。

⬆️今週フィンランドの首都ヘルシンキ在住の画家「川地」さんから送られてきた1枚。

日本より積雪も少なく、どうやら雪の生活を楽しんでる模様!?
学校や幼稚園に並ぶソリが、ここ日本在住者からすると微笑ましく見えてしまいます。

世界中に様々な文化や暮らしがあって、同じ人間なのに不思議。

日本って、何でもお金を掛けて勉強するイメージがありますが、本当にそれが正しいのか!?
当たり前の文化が世界と異なる点が多い。

冬季五輪開催中だからこそ世界と日本と比べてしまいますが、最後に言われるのは技術よりメンタリティ。
その精神力を育てるのは、当たり前の環境ではない気がするんです。

周りと違った環境や考えを構築していくことで、その人や子供たちの未来が育っていく。

ラジオ風の授業と思いつき、事前に「夢メッセージ」を募集してみましたが、
周波数を合わせたラジオとやっていることは同じで、これがラジオのROOTSなんだろうなと。

今朝の「静岡新聞」に、この模様の記事が掲載されています。

もっともっと浜松市だけじゃなく色んな学校、全国津々浦々に行ってみたいと思った「未来授業」。
先生たちの教育現場に少しでもお役に立てて良かったです。